ゴミ屋敷を放置するとどうなる?
ゴミ屋敷と呼ばれるという明確な定義はありませんが、部屋が汚く、生活に不便が出ている状態であればごみ屋敷と言えます。ゴミ屋敷を放置するといろんな支障がでてきてしまいます。どういったことになるのか詳しくみていきましょう。
①火災の原因になる
ゴミ屋敷は、たいてい非常に多くの可燃ゴミで埋め尽くされています。タバコの火の不始末、繋ぎっぱなしのコンセントが発火したことなどが原因で、火災を引き起こすケースもあります。可燃物が多いだけあって、あっという間に火の手も上がってしまいます。さらに消防が駆けつけても、障害物が多すぎて消化に手間取る恐れもありますし、 近隣住人を巻き込んだ大事故になるケースもあります。
また賃貸住宅の場合、損害賠償を求められることも考えられます。
②健康被害
ゴミ屋敷を放置すると、生ゴミのような悪臭がするだけではなく、細菌やカビ、 ダニやネズミやゴキブリといった病害虫が発生することがあります。そのため衛生面で非常に問題が多く、アレルギーや体調不良を引き起こす原因になります。
住宅の外まで悪臭が漏れている場合には、近隣住人の健康不安も煽り、 健康被害を訴えられるなど、ご近所トラブルに発展する恐れもあります。
③強制執行される可能性がある
各自治体によりますが、度重なる行政の指導に従わない場合、強制的にゴミを撤去する行政代執行が行われます。
その場合費用は行政に後から請求されます。業者は行政が手配した業者になりますので、金額の相談等もできません。
片づけるためには
ごみ屋敷を片づけるためには、自力で行うかもしくはプロに依頼するようにしましょう。
レベルにもよりますので、自分ではどうにでもできない場合や悪臭や害虫が発生しているような場合にはプロに依頼するのをお勧めします。
①自力で片づける場合
自力で片づける場合には以下のようなことに気を付けて作業しましょう。
・軍手やマスクは必ず着用
軍手・マスクは必需品です。服装も厚手の長袖・長ズボンがよいでしょう。
・ゴミの収集日のチェック
ゴミの置き場に困らないように収集日のチェックをしておきましょう。
・通路を確保する
玄関や通路からゴミ出しをはじめ、運び出すための通路を確保してから部屋の片づけをしましょう。
・天井に近いところから行う
下から片づけていると、積み上げていたものが落ちてきたり、埃やごみが落ちてきたりするため、天井に近い上のほうから片づけていきましょう。
・迷わず捨てる
生活必需品以外はとにかく捨てましょう。迷っていると作業は全く進みません。覚悟をきめてとにかく捨てることが大事です。
②プロに依頼する場合
・自力では到底無理な量がある
・時間がない
・家が遠方で頻繁に片付けに行くことができない
・精神や体力的に厳しい
・悪臭がする
・害虫が発生している
・近所から苦情がきている
上記のような場合にはプロに依頼することをお勧めします。
料金はかかりますが、悩んでいた全てのことが解決されます。
生活必需日などの必要最低限のものの確保だけしておき、あとは全て業者に任せましょう。
まずは料金がどのくらいかかるのか、どのくらいで片付くのかなど、無料見積できるところに来てもらって判断するのが良いでしょう。
参考:給付金申請サポート | 火災保険・地震保険の給付金ならリペマ
まとめ
ごみ屋敷を放置しておいてよいことは一つもありません。
片づけ始めるには何かきっかけが必要かもしれませんが、一度決めてしまえばそこからは早いものです。相談できる方がいれば思い切って相談してみましょう。
放置すればするほど大変になってきますので、なるべく早くに対処できるよう決断できると良いですね。
お困りの方がいらっしゃれば、自分がどのくらいのレベルなのか、片づけるにはどのくらいの労力、または費用がかかるのかお気軽にご相談ください。