不要になった暖房器具はどうやって処分する?
だんだんと暖かくなってきて暖房器具を処分したい方も多いかと思いますが、その場合どういう処分方法が適切なのでしょうか?本日はこちらの内容を掘り下げてみていきましょう。
暖房器具の分類
まずはお使いの暖房器具がどれに相当するかによっても処分方法が変わってきますのでみていきましょう。
電気暖房
最も種類が多く一般的に幅広く利用されているのが電気暖房です。
エアコンや電気ストーブ、ファンヒーター、ホットカーペットやこたつなどもこれにあたります。
基本的には粗大ごみとしての処分が可能なので、各自治体に料金の確認や予約をとって処分しましょう。
エアコンは取り外しなどもあるため、粗大ごみに出すのが難しい場合がありますが、不用品回収業者に依頼するとやってもらえますので相談してみましょう。
石油暖房
石油ストーブや 石油ファンヒーターがこれにあたります。
こちらの処分は中にオイルが入っていない状態であれば基本的に粗大ごみとして回収可能です。
※ただし回収可能な自治体もありますので確認しましょう。
灯油やオイルは廃棄物処理法で「特別管理廃棄物」に指定されているため普通ゴミに出すことはできません。ただしオイルを使い切るか、新聞紙や布に染み込ませて可燃ごみに出す方法であれば処分できます。またガソリンスタンドでも引き取ってもらえます。
灯油処分で絶対にやってはいけないことは以下です。
・凝固剤で固めて捨てる
・下水道や川に流す
・土に埋める
これらは火災や環境汚染の原因となり危険ですので、どんなことがあっても絶対にやらないでください。
オイルヒーター暖房
オイルヒーターも石油ストーブと同様に中身を空にした状態でないと基本的に粗大ごみでは回収できません。
※こちらも回収可能な自治体もありますので確認しましょう。
オイルヒーターのオイルを抜く場合は、解体してヒーター部に電動ドリルで穴を開けなければならないため、結構手間のかかる作業となります。
穴が開けられた後はオイルを新聞紙や布に染み込ませて可燃ゴミとして処分できますが、オイルヒーターメーカーの中には製品の回収・処分サービスを行っている所もありますので、まずはそちらに確認してみましょう。
また不用品回収業者であればまとめて持って行ってくれる場合があるので便利です。
まとめ
処分方法としては以下です。
◉電気暖房
・基本的に粗大ごみで回収可能(各自治体に要連絡)
・リサイクルショップやフリマサイトでも売買が可能な場合がある(商品の状態による)
・友人、知人に譲る
・不用品回収業者に依頼する(エアコン取り外しなどもやってもらえる場合がある)
◉石油暖房
・基本的に粗大ごみで回収可能だが灯油を抜いた状態にする必要がある(各自治体に要連絡)
・リサイクルショップやフリマサイトでも売買が可能な場合がある(商品の状態による)
・友人、知人に譲る (オイルを抜いた状態で譲る)
・不用品回収業者に依頼する
◉オイルヒーター暖房
・基本的に粗大ごみで回収可能だがオイルを抜いた状態にする必要がある(各自治体に要連絡)
・オイルヒーターメーカーが引き取ってくれる場合がある(別途費用が必要、要確認)
・リサイクルショップやフリマサイトでも売買が可能な場合がある(商品の状態による)
・友人、知人に譲る(オイルを抜いた状態で譲る)
・不用品回収業者に依頼する
如何でしたか?
どういった方法が良いのか参考になれば幸いです。
灯油やオイルは火災や環境汚染の原因となり危険を伴いますので、譲る場合には必ず抜いた状態(空の状態)にして譲りましょう。
不要なものをまとめて処分したい場合、すぐに処分が必要な場合、またはご自身での処理が困難な場合には不用品回収業者に一度相談してみましょう。