不要な電子レンジの処分方法は?プロの不用品回収業者が徹底解説!!
「電子レンジを処分したいがどうすればいいか分からない」と悩んでいる人も多いでしょう。電子レンジを含む電化製品は「家電リサイクル法」や「小型家電リサイクル法」を守って処分しなければならないので、規定の把握が必須と言えます。この記事では、電子レンジの処分方法や不用品回収の仕方、小型リサイクル法などについて紹介します。
電子レンジの処分方法6選
電子レンジを処分するには様々な方法があります。これから紹介する6つの処分方法の中でも、自分に適したやり方で電子レンジの不用品回収をしましょう。
不用品回収業者に依頼する
時間をかけずに最も手軽に電子レンジを処分する方法は、不用品回収業者に依頼することです。電子レンジ以外に不用品がある場合でもまとめて回収してもらえるので、普段忙しい人や不用品回収を一気に終わらせたい人にピッタリの方法になります。しかし、空き地での不用品回収、大音量で宣伝しながら街中を巡回し不用品回収をしているトラック、無料回収を広告しているサイトなど「無許可で不用品回収している業者」も存在します。無認可で電子レンジを不用品回収しているところにお願いしてしまうと的確な処理をしてもらえず、森林や他人の敷地内への不法投棄や、無料回収とは裏腹に追加の請求が来るなど、自身に様々な支障が生じる可能性があります。健康被害や環境汚染にならないよう、小型家電リサイクル法の認定事業者を利用して電子レンジを回収してもらいましょう。
リサイクルショップに不用品回収してもらう
電子レンジが問題なく使え、製造年月がそこまで古くないのであればリサイクルショップに不用品回収してもらう方法があります。電子レンジを綺麗に掃除しておくなり取扱説明書や付属品を付けておくと高額で売れることもあります。電子レンジが故障している場合は、メーカー保証をチェックし期限内であれば修理に出しておくことがオススメです。リサイクルショップに不用品回収してもらうには直接持ち込むこともできますが、家まで出張サービスを行っているところもあるので公式サイトや電話で聞いておきましょう。また、引っ越しシーズンなど繁忙期であると予約が混雑するので、タイミングを見計らって早めに予約しておくと安心です。環境保全のためにも、リサイクルショップで不用品回収してもらい電子レンジを最大限再活用した方がいいですね。
自治体に不用品回収を依頼する
出費を抑えながら電子レンジを処分したい時は、自治体に不用品回収を依頼すると良いでしょう。自治体以外に依頼するよりもスケジュールの融通が利かない点や回収までに時間を要するという点がデメリットですが、他に比べて費用を抑えながら電子レンジを処理できるというメリットがあるので「時間に余裕があり費用を抑えたい」という人には最適な処分方法と言えます。また、区域によって電子レンジの仕分けが粗大ゴミ、不燃ゴミのどちらかに分かれるので電子レンジの不用品回収を委任する際は、きちんと確認しておきましょう。
電器屋や家電量販店などへ下取りに出す
新しい電子レンジへ買い替えを検討している場合は、電器屋や家電量販店などに下取りに出す方法があります。電子レンジが買い取り対象でない場合や、下取り額が変わる場合もあるので、まずは電子レンジの型番や製造年をもとに電話やインターネットでリサーチしておくと良いですね。さらに、下取り額は現金だけではなく家電販売店でのみ使用できるポイントとして還元されることもあるので先に確認しておきましょう。
友人や知人に譲る
電子レンジを友人や知人に譲ると不用品回収のコストを下げることができます。電子レンジの状態が悪いままや、汚れがひどいまま譲渡してしまうと後々トラブルになり得るので、クリーニングと点検をしておくことが重要です。最初の時点で友人や知人の予定を確認しておき、スムーズに電子レンジを引き渡す段取りを決めておきましょう。
ネットオークションで売る
電子レンジを買って間もないのであればネットオークションで売る方法が適しています。費用をかけて不用品回収を依頼するよりも、ネットオークションで売却した方が利益もありながら不用品回収も同時に済ますことが可能なので一石二鳥です。しかし、ネットオークションサイトに出品するには電子レンジを色々な角度で写真を撮ったり、尚且つサイトに電子レンジの状態や機種についての詳細情報を記載したりする必要があります。また、購入者への発送作業などもあるので、インターネットの操作や荷物の発送に慣れるため事前に一通りの流れを検索しておきましょう。
電子レンジの不用品回収の処分でかかる費用
ここからは、それぞれの不用品回収の方法でかかる費用について解説していきます。電子レンジは「小型家電リサイクル法」が該当するので、他の不用品に比べると比較的安い費用で処理することができます。しかし、大体の相場を知っておかなければ必要以上の金額を請求されても気づかない場合もあるので注意を払いましょう。
不用品回収業者に頼む場合の費用
不用品回収業者に依頼する場合は、業者によって料金が異なりますが相場は、0円~3,000円程度になります。より安価な業者に依頼したい時は、複数のところから見積もりを出してもらった上で判断するといいでしょう。電子レンジだけでなく他の不用品もまとめて処分しているところもあるので、手軽さや料金で最適な業者を選びましょう。
リサイクルショップに不用品回収してもらう費用
リサイクルショップに依頼した場合は費用をかけずに買収してもらえることが多いです。買い取りを希望であると3,000円~30,000円程度が相場になりますが、金額は電子レンジの機能性や製造月日・メーカーブランドによって変動するので、一度査定をしてもらう方が確実です。店舗への持ち込みだけでなく、自宅への出張査定サービスをしていることもあります。また、インターネットで品名や製造月日などをもとに価格をシミュレーションしてくれる場合もあるので、自分の納得いく手段で査定をしてもらいましょう。
自治体に不用品回収してもらう費用
自治体に依頼した場合は自身が住んでいる地域によりますが、定価は400円~800円程度です。しかし、基本的にリサイクル料がかからないことがほとんどなので、現在居住しているエリアの自治体が更新しているホームページを確認しておきましょう。
電気屋や家電量販店に下取りを出した場合の費用
それぞれのショップで料金が変わりますが、電気屋や家電量販店に下取りを出した場合は0円~2,000円程度が相場になります。電子レンジの下取りをしていない店もあるので、前もって問い合わせておくことが好ましいでしょう。また、無償で電子レンジ引き取りをしてもらえるので、新たに電子レンジの購入を考えていないのであれば、無理に下取りに出さなくても済みます。
ネットオークションで販売した際の費用
ネットオークションで売る場合は、販売手数料とは別に購入者への発送代がかさみます。電子レンジの状態が良く元値が高い物であれば、売上金も高く設定でき取引にかかる費用を浮かすことができます。そうでない場合は売上金から販売手数料と配送料が引かれ結果的にマイナスになってしまうかもしれません。少しでも高く売れるように電子レンジを綺麗なコンディションにし、付属品や説明書・専用のケースなどを付けておくなど工夫をしてみると良いかもしれませんね。それでも新品でも数千円、有名なメーカーでもセールで安売りされている時代なので、過剰に期待しておかないようにしましょう。
電子レンジの処分で気をつけること
電子レンジの不用品回収にはいくつか注意点があります。知らないまま悪徳業者に頼ってしまったり処理方法を間違えてしまったりすると厄介事が降りかかってしまうかもしれません。ここからは、予想以上に処分費用がかからないように電子レンジの処分で抑えておく点をいくつか紹介していきます。ぜひ参考にしてみてください。
電子レンジは小型家電リサイクル法を守って処分する
小型家電リサイクル法とは、2013年に開始された「家電製品に使用されている部品を金属資源としてリサイクルする」という制度を指します。小型家電リサイクル法が始まるまでは家電製品は埋め立て処分をされていたため地質や水質汚染の課題があり、新しい制度を取り入れる必要がありました。そこで小型家電リサイクル法が適用されてからは、不用品回収された家電製品をリサイクルすることで大気汚染や健康問題の削減が可能になりました。電子レンジの不用品回収は、自治体の指示したルールに沿って分別するようにしましょう。
電子レンジをごみとして出す時は解体しない
自治体によっては、不用品の解体や分解を禁止している場所もあります。万が一、解体や分解された不用品を回収し集積場に放置しておくと、長い時間日に当たった影響で爆発してしまったり他の機械へ引火してしまったりする恐れがあり非常に危険なのです。したがって不用品回収までむやみにいじらないようにしましょう。
不用品回収業者を選ぶ時は数社から見積もりを出してもらう
不用品回収業者に委託する時は、複数の業者から見積もりを出してもらい、一番お得な業者を選びましょう。1社に絞ってしまうと相場やスタッフの対応の違いなどが分からないので、自分のスケジュールの都合や料金から見合う業者を3社以上は見つけ、見積もりを出してもらいます。見積もりを出してもらうまでの連絡でも、スタッフの対応やリスポンスの早さ、サービスの手厚さなどを吟味しておくことで、当日までのやり取りや実際に回収してもらう日の対応などの良し悪しが左右されます。不用品回収の負担を減らすには、積書きを出してもらう段階で業者を見極めておくことがポイントです。
小型家電リサイクル法は料金が無料であることが多い
「家電リサイクル法」が対象である冷蔵庫・エアコン・テレビ・洗濯機の4つの電化製品は料金を払うことで不用品回収をしてもらえますが、小型家電リサイクル法に当てはまる電子レンジは一般的にはタダで不用品回収をしてもらえます。しかし、電子レンジの処分費用がかからないことを知らないままニセ業者に依頼してしまい、高額な支払いを課せられてしまったという実例もあるので気をつけましょう。処分費用が無料になるかは住んでいる地域によって変わるので、自治体に不用品回収を予約する際には下しらべしておくといいですね。
電子レンジの製造年日によっては不用品回収されないこともある
リサイクルショップに不用品回収を頼むとしても電子レンジの製造月日が5年以上前であると不用品回収してもらえないこともあります。同様に電子レンジのスイッチが入らない、食品の温め具合にムラがあるなど動作に問題があるものや安価なメーカーであると不用品回収されないので、どれか一つでも当てはまる点があれば自己廃棄しておきましょう。リサイクルショップによって電子レンジの不用品回収が依頼できるか変わってくるので、念のため店に電話で確認しておくと安心です。
電子レンジは一般ゴミで捨てられない
電子レンジは一般ゴミではなく、粗大ゴミか不燃ゴミとして捨てるようにしましょう。これは自治体によって分別が異なり、粗大ゴミの場合はゴミ処理券を貼り、不燃ゴミの場合は指定のゴミ袋に入れてゴミ収集日に出すことが義務付けられています。ゴミの分類や電子レンジなどの不用品の処理が有料なのかが曖昧な場合は役所に相談しましょう。
故障と決めつける前に使用方法を再度チェックする
「うまく機能しないので不用品回収を依頼したが、単純に使い方を勘違いしていただけだった」という事例もあります。まだまだ使えるはずであった電子レンジを不用品回収や廃棄してしまうと余計な支出が増え、新しい電子レンジを探すモチベーションも上がらないでしょう。倉庫に必要な部品を仕舞ったままであったり、ターンテーブルの配置を間違っていたりしないか確かめましょう。
さいごに
電子レンジを処分するには、電器屋や家電量販店に下取りを出す仕方や自治体にゴミ回収してもらう方法などがあります。どの方法を選ぶにしても「小型家電リサイクル法に従って処置しなければならない」「無許可で不用品回収をしている業者には依頼しない」ということを忘れないようにしましょう。もし、悪徳業者に依頼した場合は、 電子レンジなどの不用品を不適切な処分をされてしまうのに加え、環境汚染の問題や体に害を及ぼす原因になるので、用心が大事です。自身の都合や予算などに応じた方法を選択することも大切ですが、できる限り地球に優しい方法で電子レンジなどの不用品を始末しましょう。