違法な不用品業者の特徴は?違法不用品回収業者利用のリスクも解説!
不用品の回収を業者に依頼しようとすると、不用品回収業者の選択肢が多すぎて選ぶのが難しいものですよね。中には違法な不用品回収業者も多く存在しているため、不用品回収業者を選ぶ際にはよく注意をすることが大切です。
そのため今回は、違法な不用品回収業者を利用しないために知っておくべきことや違法不用品回収業者の特徴について解説していきます。
違法な不用品回収業者を利用しないために知っておきたいこと
違法な不用品業者について知るためには、まず初めに不用品回収に関する法律など知っておきましょう。そこでここからは、不用品回収に関する法律や違法な不用品回収業者に依頼するリスクについて解説していきます。
不用品回収に関する法律
不用品回収には、以下のようにとても多くの法律が関係しています。
・古物営業法
古物営業法は、中古品・新古品などを売買する際に関わってくる法律です。盗品の売買を防ぐことなどを目的としています。
・家電リサイクル法
家電リサイクル法は、廃棄物を削減することを目的とした法律です。家電リサイクル法の対象となる品目は、テレビ・エアコン・冷蔵庫(冷凍庫)・洗濯機・衣類乾燥機の5種類となっています。
・特定商取引法
特定商取引法は事業者による違法・悪質な勧誘行為などを防ぎ、消費者利益を守ることを目的とする法律です。
・廃棄物処理法
廃棄物処理法は、廃棄物の排出・処分に関する規定をしている法律です。
違法な不用品回収業者を利用すると起こり得る問題
違法な不用品回収業者を利用すると、様々な不利益が発生する可能性があるため注意が必要です。
まず、違法な不用品回収業者が明確な料金の事前提示を行わないことも多く、作業を行った後に高額な料金を請求される可能性があります。また、中には回収した廃棄物を人気のない山中などに不法投棄する違法業者も存在し、結果として環境破壊に加担することにもなりかねません。さらに、違法業者に依頼することで、依頼したこちらも罰せられる可能性があります。廃棄物処理法第25条によると廃棄物の処理を違法業者に委託した場合、5年以下の懲役もしくは1,000万円以下の罰金または併科(両方)を課せられる可能性があるのです。
違法な不用品回収業者の特徴
違法な不用品回収業者には、ある程度共通してみられる特徴がいくつかあります。
そのためここでは、違法不用品回収業者によくある特徴を2つに整理して解説していきます。
違法不用品回収業者は住所や固定電話の番号がない
住所や固定電話の番号がない場合、違法不用品回収業者である可能性が高いと言えます。
トラックで営業をしていたりチラシを配ったりして営業している業者は、営業所を持たないことも多く、注意が必要です。配られたチラシやトラックに社名・固定電話番号・住所の記載がなければ、違法不用品回収業者であることを疑った方が良いでしょう。
違法不用品回収業者は怪しい宣伝文句を多用している
違法な不用品回収業者は、誇大広告とも言えるような怪しい宣伝文句を多用する傾向にあります。特に、無料回収であることを強調してくる業者には注意が必要です。家電リサイクル法では、一定の家電に対して回収時のリサイクル料が科されます。
そのため、「どんな不用品でも無料回収します」といった宣伝文句を使っていた場合ウソをついている可能性が高く、違法業者であることを疑うべきです。
また、「結局後になって料金を請求される」という可能性もあるでしょう。
まとめ
不用品回収業には様々な法律が関係しており、違反してしまうと一定の罰則が科せられる可能性があります。違法な不用品回収業者には様々な特徴があるため、それらを把握しておき、見極めて依頼をすることが大切だと言えるでしょう。