不要になったPCがある場合、安全に処分したいですよね。きちんと不用品回収会社に依頼したいと考えている方もいるのではないでしょうか。
PCは不用品回収会社の対象となるのか、処分する際に注意しておきたいことは何なのかなどについて解説します。個人情報が詰まっている機器だからこそ、適当に捨てたりしないように注意しましょう。できるだけ安全に処分したいと考えている方も参考にしてみてください。
不用品回収でPCの処分は依頼できる？
そもそも不用品回収業者でPCは取り扱っているのでしょうか。結論から言うと、可能です。
廃棄された機器はデータを消去された上で再利用されたり、部品として分解されて活用されることになります。
PCのデータは自分で消去すべき？
データを消去するといってもなかなか難しいですよね。自分ではしっかり消去できたつもりでも、うまくいかずに悪質な組織などにデータを利用されてしまう可能性もゼロではありません。
やはり不用品回収会社に依頼して消去してもらったほうが、確実性は高いといえるでしょう。
不用品回収会社では無料・または有料で次のようなデータの消去サービスを行っています。
論理消去
ソフトウェアを使用し、データを消去する方法です。どこに依頼するのかによってどのソフトウェアで消去するのか変わってきます。
物理的破壊
物理的にデータを保存しているハードディスクなどの記録媒体を破壊することにより、データが利用できないようにする処分方法です。
一般的には専用の機械を使って、ハードウェアに穴を開け破壊します。
磁気消去
強磁気を照射することによってデータを消去する方法です。
一瞬でデータの完全破壊が可能となっていて、とても強力な方法だといえます。
不安な場合は自分でデータ消去してもOK
そもそも、データが残ったままの状態で不用品回収会社に回収してもらうこと自体を不安に感じている方もいるのではないでしょうか。
信用できないのなら自分でデータを消去してから回収してもらいましょう。次のような方法があります。
初期化
自分で消去する方法として代表的なのは初期化する方法です。
正しく初期化できればパソコンが出荷された時と同じ状態にできますが、先述したようにこちらは消去しているつもりでもデータが残ってしまう場合があります。
また、壊れて動かなくなってしまったパソコンの場合はこの方法が選択できない場合があります。
破壊する
ハードディスクを物理的に壊すのも一つの方法です。
特に専用の機械を使わなくても壊すことは可能ですよね。多くの方はハンマーなどでハードディスクを粉砕して壊しているようです。中には更に慎重に車のタイヤで踏んで破壊するという人も。
ただ、ハードディスクを取り出す手間があります。
データ消去ソフト
ハードディスクを取り出すことなく、なおかつ安全・確実にデータの消去ができる方法です。数字データが持っている配列を0にすることによりデータを消去します。
データ消去ソフトを利用して消去したデータは簡単に復元ができません。安全性の高さを求めている方にとってはおすすめの方法だといえるでしょう。
あまりパソコンに詳しくない方でも簡単に利用できる商品ばかりなので、検討しやすいですね。
PC処分にかかる費用相場
不要品の回収業者に依頼した場合、どれくらいの費用がかかるのでしょうか。
金額は業者によって大きく異なる場合があるので注意しなければなりませんが、一般的には次のような金額が相場となります。
- デスクトップパソコン：2,000～3,000円
- ノートパソコン：1,000～3,000円
- PC周辺機器：300～1,000円
- 液晶モニター：500～2,000円
PCのデータの消去については有料のオプション扱いになっているところが多いので、データの消去を依頼しようと考えている方は、そちらの料金についても確認しておいたほうが良いでしょう。
また出張費や手数料といったものがかかる場合もあるので、総合的な費用について事前に調べておくと安心です。
不用品回収会社によっては、複数のものをまとめて依頼すると安くなるスタイルをとっているところもあり、処分したい機器がたくさんあるのならそういったものを利用したほうが安く済む場合もあります。
ちなみに、中古品の販売店で買い取りを行っているところもありますが、基本的に動かなくなった機器は有料での回収となります。
信頼できる業者に依頼しよう
PCの中にはたくさんのデータが詰まっているので、評判のわからないような不用品回収会社に適当に回収してもらうのはおすすめできません。後から大きなトラブルに繋がってしまう可能性もあるので、必ず信頼できる不用品回収会社に依頼するようにしてみてくださいね。
費用については業者によって変わってくるので、事前に良く確認しておくと安心です。またデータ消去の方法も業者によって変わるので、こちらも先にチェックしておくと良いでしょう。
