対家電リサイクル法により、モニターはテレビ用・パソコン用共に、基本的には有料で引き取りを依頼しなければなりません。不用品回収業者にモニターの処分を依頼することは可能です。
ここでは種類別の処分方法や、モニターの回収を不用品回収業者に依頼する場合のメリットに加え、処分時の注意点について紹介しています。
モニターの処分方法とは
モニターの種類によって処分方法には違いがあり、間違った処分方法を行うと法律違反になる可能性があります。ここではモニターの種類による処分方法の違いについて紹介します。
テレビ用モニター
テレビモニターを処分するには、自治体のリサイクル回収BOXに入れる、購入した家電量販店・家電リサイクル推進協議会に依頼するなどの方法があります。
モニターの処分料金は約500円~3,000円程度とサイズによって異なります。ブラウン管・液晶のモニターともにリサイクル処分の依頼が必要です。
パソコン用モニター
パソコン用モニターはメーカーに回収を依頼するのであれば、PCリサイクルマークのついているものは無料で処分可能です。ついていないものは有料で、約3,000円~5,000円程度の処分費用が必要になります。
テレビ用モニター同様、家電量販店でも有料で処分依頼を行うことができます。パソコン用モニターの処分はパソコンの処分と同じ扱いになります。テレビと同じ処分方法ではないので、注意が必要です。
モニターの処分を不用品回収業者に頼んだ時のメリット
モニターの処分は手続きに手間がかかるものもあり、負担に感じる人もいるのではないでしょうか。ここではモニターの処分を不用品回収業者に依頼したときのメリットについて紹介します。
郵送や持ち込みの手間がかからない
不用品回収業者に依頼すると、自宅などの引き取り場所へ来てもらうことができます。大型のモニターなど運搬が大変なものは特に便利です。
他の不用品も同時に回収してもらえる
不用品回収業者であれば、モニター以外の不用品の同時回収も可能です。家電製品や不要となった家具などを合わせて回収依頼したいとき、1度の依頼で済ませることができます。
回収日程の調整が容易
不用品回収業者であれば、業者のスケジュールさえ空いていれば好きなタイミングで依頼することができます。急に回収が必要になった場合でも、迅速に処分依頼できるため便利です。
モニターを処分する際の注意点とは
モニターを処分するとき、家電リサイクル法を遵守し適切に廃棄する必要があります。モニターを実際に処分する前に、処分時の注意点について確認しておきましょう。
自治体の粗大ごみ回収には依頼できない
家電リサイクル法によりテレビ・パソコンモニターともに、自治体の粗大ごみ回収の対象外となっている点に注意が必要です。
悪質な無許可の不用品回収業者に注意
不用品回収業者の中には、自治体の許可を受けていないところもあります。広告やホームページでは無料回収と打ち出しているにもかかわらず、高額請求を行うような業者には気をつけましょう。
回収料金は業者によって差がある
リサイクル料金は業者問わず、同等程度の料金設定となっている場合がほとんどです。しかし回収作業費用や運搬費用として加算される料金が業者によって差があります。自治体の許可を受けており、運搬費用等が明確な業者を選択する必要があります。
不用品回収の依頼は許可を受けている業者へ
不用品回収の業者は数多くあり、無許可業者による不法投棄や法外な回収費用の請求などが問題となっています。廃棄の際には自治体の許可がある業者や、家電量販店に依頼することが大切です。