ピアノの処分と聞くと、ほとんどの場合は買取専門業者に依頼する方法を思い浮かべるかと思います。
しかし不用品回収業者によっては、ピアノの処分に対応していることがあります。
ピアノ以外にも多くの不用品がある場合は、回収業者に依頼するのがベストだと思います。
この記事では不用品回収業者とピアノ処分について、詳しく解説していきます。
「ピアノの処分は不用品回収業者に依頼できる?」
ピアノの処分は不用品回収業者に依頼可能か詳しく解説します。
「処分は可能だけど…」
結論から言うと、不用品回収業者にピアノ処分を依頼することは可能です。
ただしピアノは重量があるだけでなく、非常に大きな楽器のため、搬出費用が別途発生するケースが高いです。
たとえば2階からピアノを搬出する場合、階段から持ち運ぶことができない場合は、窓からクレーンなどを使って取り出すことになります。この場合、クレーンを使用する費用などが合算されるため、高額になってしまうケースが多いです。
不用品回収業者を利用してのピアノ処分は可能ではあるものの、想像以上の出費が待ち構えていることが多いので、ピアノの状態やメーカーによっては買取専門業者やリサイクルショップなどを利用したほうがいいかもしれません。
「ピアノ処分にかかる費用相場」
ピアノ処分にかかる費用相場について解説します。
「ピアノ本体の処分費用」
ピアノ本体のみの処分費用の相場はだいたい30,000円~50,000円です。
注意して欲しいのは、あくまで本体のみの処分費用だということ。
搬出費などが別途かかる場合や、型番などによっては処分できない場合もあるので、まずはピアノ処分に対応している不用品回収業者に連絡し、見積もりを取ることからはじめましょう。
「その他追加料金」
ピアノ処分は通常、本体の処分費用に加えて搬出費用などが必要になるケースがほとんどです。
現地の環境などによって追加料金は異なりますが、だいたい30,000円~40,000円は発生すると考えていいかもしれません。
搬出費に加えてクレーンなどの重機を使用した場合は、さらにその料金がプラスされるので、条件が悪いとかなり高額になる可能性もあります。
「ピアノ処分を依頼する際の注意点」
ピアノ処分を依頼する際の注意点についてそれぞれ解説していきます。
「吊り下げ作業が必要な場合がある」
たとえば2階以上の部屋にピアノを設置していて、階段など屋内からの搬出が不可能な場合、窓からクレーンなどを使って吊り下げ作業を行うケースもあります。
当然ながら吊り下げ作業を行うと、クレーン使用代と作業代がプラスされるので、一般的な処分よりも高額になってしまいます。
これは処分する場合も買取を希望する場合も同様です。
基本的に吊り下げ作業を依頼する場合は、それなりの費用が必要になります。
「追加の作業員が必要な場合がある」
ピアノを設定している建物の環境によっては、複数名の作業員が必要になるケースもあります。
通常2~3名体制であることが多いものの、状況によってはさらに作業員が必要になることもあるため、人件費がかかってしまうことも。
いきなり依頼すると、提示された処分費を支払わなければならないので、まずはどれほどの費用が必要なのか不用品回収業者へ連絡して見積もりを取りましょう。
見積もりによって具体的な処分費がわかるので、その他業者との比較材料にもなりますし、失敗を防ぐことができます。
「運び出し作業に追加料金が発生することがある」
搬出が非常に困難な場合や、人手が必要になった場合などは、追加料金が発生する可能性があります。
通常不用品回収業者から出された見積り金額が処分費になりますが、想定していた以上の作業量になった場合は追加料金を取られることもあるので注意しましょう。
後でトラブルへ発展しないためにも、見積もりの段階で追加料金の有無と、それが発生するケースについて入念に聞いておくことをおすすめします。
「まずは業者に相談してみよう」
依頼する前に業者へ相談することの必要性について解説します。
「メーカーや型番を伝えると進展がスムーズになる?」
ピアノとは言ってもさまざまなメーカーや型番があります。
ピアノに詳しい不用品回収業者であれば、有名なメーカーと型番くらいは把握しています。つまり、依頼前にメーカーや型番を伝えることで作業可否がその場でわかることもあります。
まずは業者に相談するようにしましょう。
「処分だけでなく買取も検討してみよう」
ピアノ処分は想像以上にお金がかかります。
しかし買取専門業者や、ピアノ処分に強い不用品回収業者を利用することで、買取が実現したり、少ない費用で処分できることもあります。
ぜひ処分だけでなく買取も視野に入れて検討しましょう。