引っ越しや遺品整理などで部屋をきれいに片付けるときに、扱いに困るものが大型の家具類です。一人で持ち運びができないベッドなどは、転居の機会に処分する方も少なくありません。
ベッドは粗大ゴミとして処分できますが、ダブルベッドやロフトベッドなどの大きなものは簡単に処分できないので、不用品回収業者に作業を依頼し、そのまま持っていってもらう方法もあります。
ここでは、ベッドの回収を依頼する際の相場やメリットを紹介します。
不用品回収業者にベッドの処分を依頼する際の費用相場
ベッドを不用品回収に出す際、ベッドの大きさによって相場が変わります。何台あるか、搬入経路やエレベーターは整っているかなどによって料金が前後する可能性も。
・シングルベッド
シングルベッドはソファーと同じで、1台あたり4,000円前後から10,000円前後が相場となります。ただしマットレスの厚さや大きさによっては費用がさらにプラスされる場合があります。
シングルベッド自体の回収費用はそれほど高額ではありませんが、階段を使って運搬する場合、別途費用が発生する可能性もあるので、作業員の人数や作業時間によっては費用がプラスになると考えてください。
・ダブルベッド
ダブルベッドは6,000円前後~15,000円前後が相場です。こちらも、マットレスを考慮してさらに料金が上乗せになる可能性があります。
・キングベッド
キングベッドは10,000円前後~20,000円程度までが相場です。マットレスの回収費用が1枚あたり10,000円と考えると、総額30,000円になる可能性もあるので、粗大ゴミに出せるものは出してしまったほうが費用を抑えられます。
・二段ベッド
二段ベッドはフレームだけで8,000円前後~15,000円前後が相場となります。マットレスがある場合、1枚または2枚かで費用が大きく変わる可能性もあります。
不用品回収業者に処分を依頼するメリット
不用品回収業者にベッドの処分を依頼すると、以下のようなメリットが期待できます。
・自分で運ぶ必要がない
ベッドは大型家具に分類されるもので、折りたたみ式のものでもかなりの重量があります。持ち運びはもちろん、一人で処分するのも大変ですね。
しかし不用品回収に依頼すれば、解体または持ち運びをすべて任せられるので安心。二人以上で運ぶ大きなベッドも、スタッフが人数を揃えて作業をするので、安全に運び出して処分してもらえます。
「引っ越し前に粗大ゴミをほとんど片付けたけれど、ベッドだけは最後まで残ってしまった」という場合でも、回収業者に依頼しておけば安心です。
・夜間や休日にも回収してくれる
ずっと置きっぱなしにしておけない粗大ゴミは、回収業者にお任せすればOK。夜間帯や休日など、空いている時間にすぐ駆けつけてくれます。
24時間365日不用品の引き取りに応じている業者も増えているので、急な引っ越しなどで粗大ゴミ回収を申し込む時間がなくても安心。
「ほとんど時間がないので、今すぐに引き取ってほしい」という場合には、解体にも対応している回収業者に申し込むと良いでしょう。
ベッドの処分を業者に依頼する際の注意点
不用品回収業者にベッドの回収を依頼する際には、以下の点に注意しましょう。
・見積もりの作業内容を事前確認する
ベッドの大きさや搬入経路によっては、作業にかかる費用が高くなるおそれがあります。まず電話で不用品の引き取りを希望していると伝え、ベッドの大きさ(サイズや重さがわかれば伝える)・個数・搬入経路を伝えて見積もりをとってもらいましょう。
また、材質を問わずほとんどのベッドは組み立てタイプが基本です。その場で解体して持っていってもらえるかどうかも、忘れずに確認を。
・階段で運ぶ費用が別途発生するか確認する
エレベーターがない集合住宅や家屋では、階段を使って運搬することになります。その場合、業者にもよりますが別途費用が発生する可能性があります。
基本的に作業員の人数が増えるほど料金がかかるので、定額料金で済むのか、階段を使う場合オプション料金がかかるのかは、問い合わせの段階で確認しておきましょう。
できる範囲で処分しておくと費用が抑えられる
時間がないときは丸ごと不用品回収に出すことになりますが、ベッドの付属品となる枕・布団・シーツのほか、マットレスも事前に粗大ゴミに出しておき、フレームだけの状態にしておくと余分な料金がかからない可能性があります。
解体に費用がかかる業者に依頼する際は、事前に自分でネジを外して壊しておけば、回収と運搬のみの料金しかかからず、解体費用は無料に。
少しでも費用を抑えたい方は、可能な範囲で処分をしておくと良いかと思います。