不用品回収業者の中には「何となく怪しい」と感じてしまうようなところもあります。もしそういった不用品回収に依頼してしまった場合、不当な料金の請求を受けたり、何らかのトラブルに巻き込まれてしまう可能性もあるので、注意しておかなければなりません。
信頼できる業者を選ぶために、避けておきたい業者の特徴などについてご紹介するので、参考にしてみてくださいね。
怪しい不用品回収業者には要注意!
注意しておきたい不用品回収の特徴について、6つご紹介します。
無許可で営業している
不用品回収業を営むには、一般廃棄物処理業などの許可が必要です。しかし中には、こういった許可を得ることなく、不正に回収作業を行っている業者があります。
これは当然ながら違法となるので、そのような業者に依頼した場合には様々なトラブルに繋がってしまう可能性も高いでしょう。
無許可で転売している
回収したものを販売する場合、こちらも許可が必要です。しかし同じく許可を取らずに、転売している悪徳業者もあります。
例えば不要なPCの処分を悪徳業者に依頼したところ、個人情報が残されたままの状態で転売されてしまったというトラブルもあるのです。
回収品を不法投棄している
怪しい不用品回収の中には、ほとんど価値のないようなものも無料回収しているところがあります。だからこそ依頼してしまいがちなのですが、価値のないものは回収した業者にとってもゴミでしかありません。
これを処分しようとしたらどうしてもお金がかかります。
そこで山や海などに、不法投棄をしている業者が多いのです。こういった業者に依頼すると、自分でも知らないうちに不法投棄による環境被害の原因を作ることになってしまいます。
不明瞭な追加料金を請求する
一般的な業者に比べて料金が安いので依頼したところ、後になってよくわからない費用をあれこれ請求されてしまったというケースも。最終的に他社に比べ、かなり高額な請求をされるようなトラブルも珍しくありません。
見積段階で断ってもキャンセル料を請求する
一般的に不用品回収業者に依頼する際には、見積もり段階で断ればキャンセル料は発生しないものです。しかし怪しい業者に依頼すると、この段階でもすでにキャンセル料が発生し、余計なお金を支払うことになってしまいます。
無料を謳っていながら費用を請求する
無料回収を謳っている業者の中には悪徳なところもあり、そういった業者に依頼した場合には回収でお金がかかってしまいます。
依頼人が罰せられる恐れもある
無許可の業者に処分を依頼した場合、依頼人側も廃棄物処理法違反で処罰される恐れがあります。
「もし依頼した業者が許可を得ていない悪徳業者でも自分には関係ない」という話ではないのです。
十分に注意しておきましょう。
怪しい不用品回収業者の見分け方
怪しい業者を避けるためにも、注意しておきたいポイントを5つ解説します。
見積もりが不明瞭
見積もりを取った際に、よくわからない項目などが多数あるような業者は避けておいたほうが良いです。
また質問をした際に、ごまかすような業者もやめておいたほうが良いでしょう。かかる費用について細かく項目を分けて、明確に見積書を作ってくれるような業者を選びましょう。
相場より異常に安い
怪しい業者でも安ければ良いのではと思ってしまいがちですが、安いのには何か理由があり、悪徳業者である可能性も高いのです。
不法投棄をする可能性もありますし、安いのは仮見積もりだけで実際には高額請求されるリスクもあります。
取得許可を明示していない
一般廃棄物処理業の許可を持っている業者でなければ、家庭の廃棄物の回収はできないと定められています。
取得許可を明示していないような業者は、許可証を取得していない可能性があるので注意しておきましょう。
何でも無料回収を謳っている
不用品回収業者の中には、無料で回収できる品もありますが、すべてではありません。
何もかも無料で引き取ってくれるような業者は、価値のない物を不法投棄している可能性が高いです。
事業者名を名乗らない
まともな業者であれば必ず事業者名を名乗ります。名乗らないのは何か都合が悪いからでしょう。
事業者名で検索されると悪い口コミしか出てこなかったり、そもそも事業者として登録されていない可能性もあります。
安心して依頼できる業者を探そう
少しでも怪しいと感じることがある業者への依頼は避けておいたほうが良いです。後からトラブルに巻き込まれてしまう可能性もありますし、犯罪の片棒を担がされてしまうこともあるからです。
残念ながら悪徳業者の数は少ないとはいえません。安心して依頼できる業者を探す際にも、今回ご紹介した内容を役立ててみてくださいね。
きちんとした業者が選択できれば、適正な価格で効率よく不用品を回収してくれます。