不用品回収の注意点と悪徳業者の特徴をチェック
しかし不用品回収業者のなかには、高額な料金を請求してきたり、正しく処分を行わない悪徳業者も少なからず存在します。
ここでは、不用品回収業者を選ぶ際の注意点と、悪徳業者を避ける方法について詳しく解説します。
不用品回収業者でよくあるトラブルとは?
不用品回収業者によるトラブルにはどのようなものがあるのでしょうか。ここでは悪徳業者の特徴を踏まえて、具体的なトラブル事例を紹介します。悪徳かもしれない不用品回収業者の特徴
悪徳業者の特徴は、以下の2点に絞られます。1. 利用者へのしつこい勧誘
2. 「無料」などと謳いそれ以外の説明をしない
しつこい勧誘の中には自宅への直接訪問・電話・FAX・チラシの投函などさまざまな方法が含まれます。「無料」として、事業であることをにおわせない手段も多く利用されるため、注意が必要です。
無料と宣伝している廃品回収車
不用品回収を行っているのは一般事業主なので、無料で仕事を請け負うことはありません。それでも「無料で回収します」「キャンペーン中なので無料回収します」などと宣伝を行っているのは、悪徳業者の可能性が高いです。無料だと思って回収を依頼すると、後から高額な料金を請求される例が多く、「荷物の回収は無料ですが、処分は料金がかかります」などと言われた場合、その場で料金を出させようとするケースがみられます。
ポストに無料のチラシを入れる
ポストに「無料回収」などと書かれたチラシを入れる業者も、上記のケースと同様に高額請求を行う場合があります。チラシの内容に魅力を感じても、すぐに申し込むのは避けましょう。まずは確認をとるか、WEBサイトに料金が掲載されているかなどを確認してから申し込みを行ってください。
電話営業がしつこい
悪徳業者が行う手口の一つに、電話営業をかけてくるという方法があります。「不用品はありませんか」などとしつこく営業をかけてくるような場合は、日常的に仕事の依頼が少なく営業をかけざるを得ない業者であると考えられます。一度断っても、しばらくしてから同じような内容の電話をかけてくる業者にも要注意。電話口での契約は、後から作業内容や料金を追加される可能性もあります。
信頼に足るかどうかは、ネット上の口コミや業者の実績を確認することでも判断できますので、電話口では契約しないほうが無難といえるでしょう。
危険な不用品回収業者を避けるポイント
上記で紹介した危険な不用品回収業者は、以下のポイントに注目して判断しましょう。法人かどうかを見る
法人化された不用品回収業者は正しく事業者として届け出をしているため、個人の不用品回収業者よりも信頼性があります。ただし、会社組織ができあがっているから優良業者というわけではありません。会社を立ち上げてまだ日が浅い、口コミの評判が悪いといった会社には注意が必要です。
免許があるかどうかを見る
信頼できる不用品回収業者は、以下の免許のいずれかを取得しています。- ・ 一般廃棄物収集運搬業の許可:一般家庭から家具・家電・ゴミを回収する際に必要な免許
- ・ 産業廃棄物収集運搬業の許可:会社や事業所などの法人からゴミを回収する際に必要な免許
- ・ 古物商許可:回収した不用品を売却したり、リサイクル品を買い取ったりする際に必要な免許
上記のうち、一般家庭から物を回収するための一般廃棄物収集運搬業免許は自治体の許可が必要であり、取得の難易度が高いとされています。
この免許を取得した業者は全国の自治体(市区町村)のホームページに掲載されている名簿に会社や事業所名が記載されているため、「お住まいの地域+一般廃棄物収集運搬業者」などで検索をかけ、名簿に企業名などが記載されているか確認しましょう。
ホームページや口コミを見る
もっとも手軽な方法として、不用品回収業者が公式にWEBサイトを運営しているかを確認します。サイトがあれば、料金表やキャンペーンの有無、活動内容などを確認しましょう。SNSで定期的に情報発信を行っているか、地域に根ざした活動が行われているかなども確認を。
公式のWEBサイトがなくても、事業者に関する口コミをチェックして評判を確認すれば、どのようなサービスが行われているかが確認できます。
口コミは業者名でそのまま検索をかけるほか、SNSやブログなど既存のサービスからもチェックできる場合があります。また、Google Mapで事業所を検索すると、口コミが投稿されており閲覧できることもあるため、いろいろな方法でチェックをしてみてください。
信頼できる業者か確認できるまでは契約しない
不用品回収を依頼する際には、信頼できる業者であることをチェックしたうえで問い合わせを行い、回収を依頼するのが無難。複数の業者を比較するのも一つの方法ですから、その場で契約せず慎重に検討することが大切です。